災害薬事

災害薬事とは

災害が起きたとき、けがの手当てと同じくらい大切なのが「いつものお薬を切らさないこと」です。 高血圧や糖尿病、心臓の病気やてんかんなど、毎日の薬で健康を保っている方にとって、薬の中断は命に関わります。 アークは、薬の専門家として、災害時にも地域の「お薬」を支えるために取り組んでいます。

災害薬事とは

災害薬事(さいがいやくじ)とは、地震・津波・風水害などの災害時に、医薬品を確保・供給し、被災された方が必要なお薬を安全に使い続けられるよう支援する取り組みです。 災害医療というと、けがの救急処置がイメージされがちです。けれど実際の避難生活では、慢性疾患の薬が途切れることが大きな問題になります。 薬剤師は、医薬品の管理・調剤に加え、避難所・救護所での服薬相談や、お薬手帳をもとにした処方の確認などを通じて、平時の医療を災害時にもつなぐ役割を担います。

なぜ、この地域で重要なのか

西伊豆町・松崎町・南伊豆町を含む伊豆半島南西部は、災害薬事の備えがとりわけ重要な地域です。

南海トラフ・津波

強い揺れと津波の被害が想定される地域

半島で交通が寸断

道路が限られ、外部から医薬品が届きにくい

高齢化・慢性疾患

日常的に薬が欠かせない方が多い

「薬が届かない」「いつもの薬が飲めない」
——それが命に関わることがあります。

だからこそ、地域に根ざした薬局が平時から備える意味があります。

災害時、お薬はどうなる?

同じ被災でも、お薬の情報があるかどうかで、その後が大きく変わります。

お薬の情報がないと

・何の薬かが分からず、避難先で再開しにくい

・手元の薬が数日分しかないことも

・常用薬の中断で、体調悪化のリスク

お薬の情報があれば

・お薬手帳・マイナンバーカードで処方が分かる

・避難先の薬局・医療機関で薬を用意しやすい

・飲み続けられ、中断を防げる

救護所・避難所には一定の医薬品が備えられますが、お一人おひとりの常用薬がすべて揃うわけではありません。だから「自分の薬の情報を伝えられること」が大切です。

平時にできる、お薬の備え

いざというときのために、今からできる5つの備えです。

✓ 常用薬は 7日分程度 の予備を

非常持ち出し袋に入れておく

✓ お薬手帳を持つ

スマホアプリ・薬剤情報の写真・マイナンバーカードでも可

✓ 持病・アレルギー・かかりつけをメモ

かかりつけ医/薬局を書いて携帯する

✓ かかりつけ薬局を決めておく

服薬情報が一元管理され、災害時も相談しやすい

✓ ご家族の薬も把握しておく

高齢のご家族など、まわりの方の分も

※ お薬の備蓄日数や持ち出し方は、かかりつけの薬剤師にご相談ください。